春になると「シュパーゲル食べたい・・・」と呟く芋領がここ数年で増えてきています。
「ドイツにいくならシュパーゲルが旬な季節で!」
「よし、みんなでシュパゲよう!」(→オフ会開催)
普段から驚きの行動力のある芋領をさらに動かす魅惑のシュパーゲル。
そもそも「シュパーゲル」とは?
ドイツ語で白アスパラガスのことをいいます。
太陽を目指して一生懸命成長するのに、収穫されるまで土をかぶり陽を浴びずに育つ、少しかわいそうなアスパラです(ノω;)
ドイツではだいたい4月中旬〜6月中旬にスーパーなどにシュパーゲルが並びます。
レストランの旬のメニューもシュパーゲルだらけです。 おいしいです。 定番のメニューは、シュパーゲルに新ジャガにハム(生ハム)と少しレモンの風味がある オランデーゼソースorバターソースです。 おいしいです。
シュパーゲルにも「ブランド」があります。北ドイツではベーリッツが一番有名です。
今回はブランデンブルグ州にある「シュパーゲルの町」をを紹介したいと思います。
ご覧の通り、ベーリッツはベルリンとポツダムの南にある小さな町です。ベルリンのヴァンゼー駅からおよそ30分で行けます。ベルリンABC切符のC範囲がベーリッツのひとつ手前の駅(Michendorf)まで使えますが、一駅分の切符はまた別に購入してください。片道2.20ユーロです。休日は電車が2時間に一本しか出ていないので、乗り遅れないように気をつけましょう;
駅を降りて、まずは大通りを目指します。そして左に曲がり、徒歩15分ぐらいで旧市街に到着します。
6月の最初の週末には毎年シュパーゲル祭りをやっています。 シュパーゲル祭りのときにいくと旧市街にはこのように小さなお店がたくさん出ています。
可愛くないマスコットもいます…。
↑2018年の写真。ここで初めてシュパーゲルマスコットに恋人と赤ちゃんがいることが判明しました。
かわいくない…。
このシュパーゲル祭り、去年(2015年)はどうやらフェイスブックで告知をしたら参加予定者の数が数万人を超えてしまい、「こんな小さな町に大勢のひとが来ても困る」ということで中止になったそうです(汗)
シュパーゲル祭り以外の時期にいくと帰りの電車を待つ時間を潰すのが大変なほど小さな町ですが、全く観光ができないわけでもないのでぜひ観光インフォによってみてください。(元電話ボックスに無料でハガキなどが手に入ります)
ちなみにこのひとが「シュパーゲルの父」らしいです。
ベーリッツで最初にシュパーゲル畑を作ったんだとか。
帽子にシュパーゲルがささっているのがかわいいです。
ドイツにはあまりお土産文化がないせいか、シュパーゲル商品はこのふたつ(チョコと シュパーゲルのお酒)しかありませんでした…。
最後に、ベーリッツの古いレストランを紹介したいと思います。
http://www.zuraltenbrauerei.de/flash/index.html
レストラン “Zur Alten Brauerei”
中庭にはウサギがいました ここは人気店なので、予約しておくのが⭕️
1650年にできたビール醸造所を、1925年にレストランとして建て替えたため、内装はビールの樽がデコレーションとして置いてあります。いまのオーナーは9代目なんだとか。主にシュパーゲルの季節にオープンしています。
シュパーゲルのお値段は少し高め(一皿20ユーロほど)ですが、味は抜群です!! このお店で注文する価値あります!
普通ならオロンデーゼソースがかかるのですが、今回はバターソースにしました❤️
デザートも美味しいです❤️
5月のドイツは寒すぎず暑すぎる、とても過ごしやすく(たまに急に冷え込む日もありますが;)、外は菜の花だらけで綺麗で、しかもシュパーゲルとイチゴが旬なのでぜひ!ぜひ!!ドイツ旅行するならこの季節にどうぞ❤️