サンスーシ公園の南に、シャルロッテホーフ城があります。私が何度も推しているシンケル氏が建てた、フリードリヒ・ヴィルヘルム4世とその妻エリーザベト・ルドヴィカ・フォン・バイエルンの夏の別荘でした。「お城」というほど大きな建物ではありませんが、バラ園もあり、わりと立派です。
シンケル氏らしい新古典主義です。
入り口の窓ガラス。星がとても綺麗です。中に進んでいくと、このモチーフにもう一度遭遇します。
この「お城」には10部屋あります。色が決まっており、扉の色まで部屋に合わせています。
家具は全体的にシンプルです。現代でも通用しそうな、ちょっとシックな高級インテリア、な気がします。ほとんどがシンケルがデザインしたそうです。
さて、こちらがメインのお部屋ですが、なにかお気づきでしょうか?
この星のモチーフは玄関にもありましたが、実はシンケルは建築家としてだけではなく、画家としての才能もあり、モーツァルト作曲の「魔笛」に出てくる夜の女王の舞台背景画を担当しました。セルフオマージュですね。
この巨大なテントのようなお部屋は、アレクサンダー・フォン・フンボルトがしばらく借りていたんだとか。
テラス
11月〜4月は閉館、5月〜10月は月曜以外、10〜17:30時に開館。
入場料は6ユーロ(ガイド付きです)、学生は5ユーロ。
ローマ浴室にもいく場合、コンビチケット(8ユーロ)がオススメです。
撮影許可3ユーロ。
サンスーシ宮殿からかなり離れているので、ここだけを目指す場合は、Charlottenhof駅から行ったほうがよさそうです。
投稿者 rikaleinchen